一般社団法人上土シネマミュージアム開業および基金設立
国宝松本城徒歩3分の古い映画館を再生して新たな観光スポットに
株式会社ラージヒルが起ち上げを担当し、2024年夏、長野県松本市にオープンしたレトロ体験型博物館「上土シネマミュージアム」において、このたび「一般社団法人上土シネマミュージアム」の登記および基金口座の開設が完了しました。そして2025年2月1日より、当ミュージアムの再生事業にご賛同いただける皆様よりご協賛を広く募る「上土シネマ再生事業協賛金」の募集を開始します。
上土シネマミュージアムとは
上土(あげつち)シネマミュージアムとは、2008年に閉館した映画館「上土シネマ」を再生したレトロ体験型博物館です。
上土シネマは、1917年(大正6年)ごろ松本電気館として開館後、改名を重ねながら地域に愛される映画館として約90年親しまれました。しかし、周辺環境の変化や建物の老朽化により、2008年に閉館。その後2016年に、近代のまちの歴史を伝え、まちの魅力向上につながる建造物として「松本市近代遺産」に登録されました。
この上土シネマを、上土商店街振興組合・大正ロマンのまちづくり協議会・ラージヒル社の三者の業務提携により、建物はそのままに館内を改装し、「上土シネマミュージアム」として再生しました。
上土シネマ所蔵の映画ポスター約7000点より厳選した「レトロポスター常設展」、当時の客席やスクリーンをそのままに、ステージを新設して一般利用可能とした「小ホール貸し出し」、当時上映に用いていたフィルム型映写機2台、古い映画前売り券や40年以上前の映画雑誌、邦画ポスターコレクションの実物などを展示。2024年夏の開業以来、松本市民や松本出身者のみならず、全国の映画ファンや映画文化の保存活動に興味ご関心のある方など、広くご来館いただいております。また、ご来館の際に再生事業へのご賛同をいただいた皆様からのご協賛金および記録資料のご提供・ご寄贈も徐々に集まり始めました。
修繕費・運営費の資金調達に向けた新たな取り組み
しかしながら、当館は築100年以上経過し老朽化が著しいことにより、大小さまざまな規模の修繕が必要であり、修繕費や運営費が常にひっ迫しているため、運営スタッフ自らが少しずつ手作業で補修している状況です。
そこで、当館の修繕費や運営費などの資金調達を加速するために、上土商店街振興組合の役員とラージヒル社の合同で「一般社団法人 上土シネマミュージアム」を設立登記するとともに、協賛金を広く募集するための基金口座を開設し、ラージヒル社からも設立準備金として協賛金を拠出いたしました。
そしてこのたび、「上土シネマ再生事業協賛金」として、一般の皆様からのご協賛を2025年2月1日より当館公式ホームページにて広く募集開始いたします。
また、準備が整い次第、クラウドファンディングも新たに開始する予定です。
募集要項など詳しくは、後日ホームページよりご確認ください。
上土シネマ再生事業協賛金について
https://retro-agetsuchi.com/museum/donation/